「『ダグラム』日記(1)」(笑)

 が〜じる先生から、『太陽の牙ダグラム』というアニメを借りた。地球の殖民惑星デロイアでの惑星独立戦争(戦場はデロリア星の地上だ)をテーマにした鬱展開がつづく暗いロボット・アニメで、全70話以上ある長編アニメである。(たぶん、年代的にベトナム戦争あたりの影響を受けているんだろう)
 しかし、昔から、ちゃんと全話を見たいと思っていたので、大変、嬉しい。
 それで仕事から帰って来てから、すぐに第1話から第六話まで今さっきまで見てました。
 いゃあ、いいカンジです。(笑)
 まず、第1話のオープニングが、リリカル。(爆笑)
 砂漠に半ば埋もれ、錆ついたダグラム(主人公メカ)があり、重厚なナレーションが流れる。
「・・・鉄の戦士は死んだのだ。
 狼も死んだ。
 獅子も死んだ。
 心に牙をもつ者すべて逝ってしまった」
 という重い雰囲気。しかも、それ(壊れたダグラム)を見上げる女性ゲリラ(革命戦士?)の表情が、なんか壊れてる。(笑)
 挙句に、幻覚(と思われる−−−ダグラムは綺麗な新品になり、主人公クリン・カシムを含む革命の仲間たち−−−)を見ちゃう。
 察するに、全員、死んでると思われる。(笑)
 良い!!
 こういう導入は好きです。すごく暗くて、救いがないのも、戦争モノならではで良い。(笑)
 んで、ここから、回想つーか、すべての悲劇は終わっても歴史を忘れちゃいけない、みたいなナレーションのあとに、本編つーかなんつーか。(笑)
 つまり、『ダグラム』本編は、この女革命戦士(キャナリー)の回想なのだ。(たぶん)
 1話目は、補給基地に向かう軍用列車を主人公たちのゲリラ・グループ<太陽の牙>が襲って、物資を強奪するという話である。
 まぁ、内容よりも、その軍用列車の向かっていた補給基地の名前が『ダンクーガ基地』だったのは、なんつーか笑えた。(やってやるぜッ!みたいな−−−笑)
 あと、薄幸であろうと予想されるヒロインであるディジー・オーセルが、可愛くないのが、すげえ、と思った。(笑)
 第2話から、ストーリーが本格的に始まる。
 とりあえず、第1話では主人公である少年クリン・カシムくんは、惑星デロリアで、ダグラムを駆って大活躍し、仲間たちと一緒にゲリラ活動に励んでいたのだが、第2話では、地球にいて、大金持ち政治家のボンボンとして平和に暮らしているところから始まる。
 でも、自分が不用意に空港(デロリアで地球連邦会議があるらしく、主人公の父親である大物政治家ドナン・カシムも地球の要人たちと一緒に出発するためにいた)に引き入れたデロリア人が、飛行をコンバット・アーマー(CA−−−ダグラムとかのメカのこと)で攻撃して要人暗殺をしようとするが、失敗するという事件が起きて、主人公ショックって話。
 んで、まぁなんだ。
 1話づつ書くと長いので、第6話までの粗筋を書くと、
「クリン(主人公)の大物政治家父親を含む要人たちが、殖民惑星デロリアの独立武力革命の人質にされてしまう。それを知ったクリンは無謀にも、父親救出のために戦乱のデロリアに向かう。(不安定な政情の『イ×ク』に行くアホみたいな行動だと思った)
 んで、義理の兄貴と思われる軍人さんに迷惑かけまくりで、なんとか軍隊と行動を一緒にするようになって、軍隊にパイロットが足りないからという事情で、地球で士官学校に通っていたクリンが量産CA(ロボット)に乗って、父さん待っていてね、みたいに頑張る。
 けど、救出してみれば、実は、全部、その父親のドナン・カシムが、デロリア独立を妨げるために起こした茶番だったというモノ。独立革命は、首謀者のシュタイン大佐(ドナンの操り人形の部下だ)の裏切りにより頓挫し、ドナンに逆らっていた地球の要人たちは監獄行き。そんで、殖民惑星は新たな地球の一州として、独立はさせねーよ」
 という展開である。
 純粋なクリンくんは、ガーン!、みたいなもんさ。(笑)
 けど、なんつーか、ロシアとチェチェンというか、アメリカとイ×クつーか。
 おまけにゲリラのカリスマ指導者の名前が『サマリン』だぜ。なんか、語感が、どっかの組織の名前に似てるつーか、なんつーか。(笑)
 いゃあ、いいカンジですよ〜〜。
 ただ、主人公クリンのあんまりにも考えなしのところが、すげえムカつく。もっと、繊細で少年少年して、軟弱だったら我慢できるかもしんないけど、すげえ元気がよくて、明るくて素直なところもあるのが、なんか逆に無神経でムカつく。(爆笑)
 まぁ、おいおい変化していくのかもしんないけど。


 ともかく、TRPGのシナリオなんか作ってる暇は、当分ないので、次の例会のGMは無理だ。たぶん。(爆笑)
 いゃあ、が〜じる先生。本当に、ありがとうです!!!