「復讐の傷痕は癒えたのか?」(笑)

 例会から帰って、いつものようにバタンキューだったので(以下略)。
 というわけで、やって参りました『ブレイド・オブ・アルカナ3rd』。
 うーん、楽しかったです。
 ルール的な意味でも、シナリオ的な意味でも、そして、自分のキャラクター的な意味でもです。(笑)
 いゃあ、復讐者はいいですねぇ。
 まぁ、当初の予定よりも若干少しだけ、甘い奴になっちゃいましたけど。(そうかぁ?)
 もっと、こう復讐の狂気に駆り立てられるような、追い詰められているような切羽詰まったカンジを出して演じたかったし、泣いて喚いたりしたかったんですが。(えっー!?)
 でも、概ね、やりたいことはやりました。満足です。
 ご迷惑かけた方々には申し訳ないけどね。(笑)
 ネタバレしてもOKらしいけど、公式のシナリオらしいので、感想は隠すね。


PC①:エリーネ(PL:モリタさん)
 性別:女 年齢:13歳 アルカナ:コロナ/アングルス/ステラ
設定:ヘルマン一世の御落胤。というか、遺児という設定。紅き邪竜レヴレンドに国を焼かれ、両親を殺され、その仇討ちの旅を僕の元騎士(PC④:ウィル)としている。
 えっー、このひとがいてくれてお陰で、僕のPCは生き残れたと言っても過言ではありません。つーか、僕の中では、文句なく、
「おまえが、No1だ。頑張れ、カカロットエリーネ」
 でした。
 ともかく、能力が素晴らしい。前衛をやってるPCとして、完全な支援型のPCであるエリーネの存在は凄く心強かったです。CR上昇とダメージの増加など、この御方がいなければ、全滅もあり得たような気もするぐらいです。
 あと、PCの設定もそう来たかっ!って。このエリーネの存在によって、当初の予定ではもっとガッツな刺々しくヒドイ奴だった予定のウィルヘルムくんが、僕的に『いいひと』というか『甘い奴』になっちゃったのは、秘密です。(笑)
 ぶっちゃけ、エリーネの存在がなかったら、ウィルヘルムは『殺戮者』になっていただろうね。(笑)
 負けました。(でも、僕の脳内ではパック妖精に見えたのは、ナイショだぜ。(笑)


PC②:ワルサー・ペントナー(PL:村7さん/id:muratti)
 性別:男 年齢:19歳 アルカナ:ディアボルス/レクス/フィニス
設定:賞金稼ぎのスキンヘッドの男。『いいひと』な不死者。ハンス(NPC)という友人の結婚式のために故郷に帰ってきたが・・・。
 NPCのユーデット(ヒロイン)を助けようと努力していたが、その理由(まぁ、故郷の憧れの異性っぽいらしいけど。---笑)が見えてこなかったような気がするけど、まぁ、ヒロインを助けようとするのに理由はいらないし、『いいひと』らしいので、そういう仕様なんでしょう。(笑)
 シナリオ本編が、200年前の出来事なので、不死者として覚醒していたらしく、最期には決めてくれました。けど、エンディングがアレなら、ユーデットと再会するのは、このPCでも良かったじゃないかなぁって思ったり思わなかったり。(笑)
 あと、ヒロインの設定年齢に物申していた。(ヒロインであるユーデットの年齢は33、4歳だった。---笑)


PC③:デュール・フォン・ユルセルーム(PL:amonさん/id:amon405)
 性別:男 年齢:28歳 アルカナ:エフェクトス/エフェクトス/マーテル
設定:故郷に不穏な空気を感じて戻ってきた魔術師(元力使い)の青年。ユーデットの義弟(?)。元力が『火』と『波』で、アブゥドルと言っていたのも、僕の中ではヒットしてました。(笑)
 えっー、あいかわらず、笑わせてくれました。(笑)
 まず、名前。・・・破壊のあとの再生で、鎖もあるからねー。つーか、どこの魔法カードだよ! その発想がスゴイ!!(笑)
 あと、行動でも笑わせていただきました。
 輪廻(日常の繰り返し)が開始された早々に、いきなり、
「あぶない!!」
 と言って、ボカッ!とNPC(事故を起こす)を殴り飛ばしたりね。(笑)
 あと、マーテルの回復はスゴイ。(笑)
 支援型つーか、回復用に魔術師はマーテル一枚入れておくのはアリアリアリヴェーデルチだと思います。(戦闘民族の僕はやらないけどねー。まぁ、後方支援型のPCが誰もいなかったら、渋々やるけど。パーティー・バランス崩してまではやらないですからね。---笑)


PC④:ウィルヘルム・デュラー(PL:siroto)
 性別:男 年齢:26歳 アルカナ:アダマス/アルドール/グラディウス
設定:このブログの二、三日前を参照してください。(笑)
 ぶっちゃけ、『ベルセルク』のガッツ。(爆笑)
 やりたいことは、ほぼやりました。
「ふざけるなッ!!」
「オレの血と肉でヤツを殺す!!」
「鋼鉄をぶちこんでやるッ!」
 などなど。(笑)
 まぁ、上記しましたが、エリーネ(PC①)の保護者になっちゃった(実質的に護られていたのは、ウィルヘルムでしたが。能力的にもPCの精神的にも。---笑)ので、復讐者としての切れ味は低下したカンジです。(笑)
 エリーネに対して、
「おまえも、(結婚式を見て)ああして幸せになれる」
「復讐は捨てろ。おまえには向かない」
 とか言っちゃう、ていたらくぶり。(笑)
 まぁ、過去を思い出して、エリーネに泣いて助けを求めたりしようかなって思わなくもなかったんだけど、あんまりにも情けないので破棄しました。あと、たぶん、エリーネが直接攻撃を受けたら、庇ったと思うし。(笑)
 そのとき、自分のした行動(カバーリングしたこと)が信じられなくて、ウィルくんは舌打ちとかしたでしょう。(笑)


シナリオの感想:
 あらすじは、因果律を捻じ曲げる、所謂『ビューテフル・ドリーマー』。昨日という今日を永遠に繰り返す。それは、悲しき運命を背負った多くの人々を救いたいという女性の願いから生まれたというモノです。
 非常に面白かったです。
 ただ、ひとつだけ気になったことを・・・。
 輪廻が開始されたときのPCの記憶の所在です。ちゃんと輪廻が開始されたときに説明されないとPCの行動の指針が立てられないなぁって思いました。
 輪廻(繰り返し)が開始されたのは、すぐに理解できましたが、PCの「記憶がある」としてプレイしていいのか、「記憶がない」としてプレイすべきなのか、その宣言ないとロールプレイ的にもキツイです。
 GMサイドから、それは輪廻開始直後に説明があっても良かったと思われます。(繰り返しの開始にPL的に気づいてない人がいた場合は、黙っているのもアリだと思いますが、今回のように全員が即座に気づいた場合は説明があっても良かったと思う)
 じゃないと僕みたいに「あるキー情報を手に入れないと記憶が完全復活しないんじゃないか?」と先読みして、記憶がないフリはしないとダメだけど、「それ(キー情報)はどこで手に入るのか?」「自分のPCをどうやって、出来るだけ自然に記憶が戻るように導くか?」とか考えてプレイする場合、どこの地点(記憶あり/記憶なし)のスタートをしていいか解らなくて次の行動が取れなくなるので。
 まぁ、聞いたら、すぐに教えてくれたので、
「PLが聞いてくるまで、GMは説明しなくていいです」
 とかシナリオに書かれていたのかもしれないけど。(笑)
 まぁ、なにはともあれ、参加者の皆さん、お疲れ様でした。



追記.
 「ブレカナ」は、僕的には好感触なルールでした。世界観や悲劇的な物語、そして、殺戮者。とても惹かれます。
 ただ、GMをやるのには、鎖の管理が面倒臭そうでした。アレさえなんとかなれば、すぐにでもGMやりたいぐらいです。(笑)
 あと、息子が生き返るなら、エヴァンゼリン(奥さん)も生き返って欲しかったなぁ。身体は傷ついたままだけど、妻子は守れたというエンディングが希望だったなぁ。(ワガママ)
 そしたら、泣きじゃくって神に感謝して、エリーネを探しに行けたのに。(笑)
 子連れ狼もアリと言えばありだけどなー。(笑)