「やるかどうかはわからないけど・・・」(苦笑)

アクト・トレーラー
 傷つき、血を吐き、のたうちまわる。
 煉獄の炎に焼かれて、
 想いは砕ける。
 迷い、彷徨い、咆哮する。
 消せない傷跡を魂に刻み、
 儚い想い出だけが、闇に堕ちてゆく。
 逝くべき場所も、還るべき故郷も、
 いまは、ない。
 けれども、ここで巡り会った。
 新緑の美しき森の奥深くで、
 迷い傷つきながらも、ひとは運命と出会う。
 それは、とても晴れた日で。
 空は、どこまでも青かった。

     ブレイド・オブ・アルカナ
「Blade in the Dark−それはとても晴れた日で−」
   アルカナの刃よ、闇の鎖を打ち砕け!


ブレイド・オブ・アルカナThe 3rd Edition
「Blade in the Dark−それはとても晴れた日で−」ハンドアウト


PC①用ハンドアウト
 因縁:○慕情/グレーテル          推薦アルカナ:アダマス
 キミは、シュパイヤーマルク辺境伯に仕える清廉潔白な騎士だった。過去形で言わなければならないのは、騎士としての役目を果たすことができなかったからだ。
 大戦を間近に控え、キミは主君からある任務を命じられた。カール一世陛下直属の騎士団と行動を供にし、戦地になると思しき近隣の村々を巡り避難勧告をするというものだった。
 だが、キミは裏切られた。僚友と信じていた騎士たちは、否、騎士の名を騙る外道畜生たちによって、心も身体も深く傷つけられたキミは命からがら逃げ、馬上で意識を失った。
 そして、目覚めたときに、傍らには美しい少女がキミを無表情に見つめていた。



PC②用ハンドアウト
 因縁:○信頼/ノエル・フランシス・エルマー  推薦アルカナ:レクス
 キミは新興勢力ウニオンに属し、自由都市ケルバーでも名を馳せる賞金稼ぎである。
 大戦間近と言われる現在、各地で不穏な空気が流れている。そんな折に、旧友であるノエルから、ひとつの依頼を受けた。
 それは、自由都市ケルバー近郊の村々で行われている謎の軍団による虐殺事件についての調査であった。現有戦力が乏しいウニオンでは、都市の防備などに精一杯で、近隣の村々にまで手を廻せないのだという。ノエルの信頼に答えるべく、キミは調査を開始した。



PC③用ハンドアウト
 因縁:○不審/ルートヴッヒ・ライト      推薦アルカナ:なし
 キミの村は、貧しい村だった。小さな不平不満は山ほどあった。しかし、それでも人並みに幸福だったことが、失ってみてはじめて解る。
 突然、現われた軍隊によって、故郷は焼かれた。家族は殺された。友人知人は陵辱され、虐殺され、蹂躙された。
 これから、どうすべきなのか。どうすればいいのか。それは、キミ次第だ。



PC④用ハンドアウト
 因縁:○取引/ゲンスフライシュ          推薦アルカナ:なし
 数年前、キミは高名な錬金術師ゲンスフライシュと出会った。彼女は、自分の作り出した自動人形(クレアータ)を探していると言った。その外観や性能について、キミは教えられていた。
 そして、現在、キミはその自動人形と思しき存在と接触した。
 ゲンスフライシュの持つ知識は計り知れない。それを手に入れるための取引材料になるとキミは思った。



PC⑤用ハンドアウト
 因縁:○秘密/オーレリア             推薦アルカナ:クレアータ
 キミは、殺戮人形だ。効率良く人を殺し、物を壊し、すべてを廃滅するために作られた存在だった。
 キミの創造主であるリヒャルト・シュタインは言った。
「なぜ、私が認められない! 本当の天才は私だけだ!! ゲンスフライシュだと!? あんな女になど、なにが解る!? 真に認められるべきなのは、この私なのだ!!」
「おまえが、それを証明しろ! あの女の作ったガラクタを破壊して来るのだ!!」
 キミは命じられたままに、旅立った。
 流離い、彷徨い、短くも長い旅路をつづけてきた。
 だが、まだ、キミは使命は果たすことができていない。
 それは、本当に果たすべき使命なのだろうか。



☆PCにやって欲しいこと。
PC①にやって欲しいこと:
 ・グレーテル(ヒロイン)と仲良くして欲しい。
 ・グレーテル(ヒロイン)を守って欲しい。
 ・騎士として生きるのか、それとも別の道を選ぶのか選択してください。


PC②にやって欲しいこと:
 ・謎の軍団への調査。
 ・その軍団の打倒。
 ・情報収集・PC同士の合流を意識してください。


PC③にやって欲しいこと:
 ・オープニング後、PCの行動指針を決定してください。
 ・逃げるのか、戦うのか。それとも…。
 ・情報収集・PC同士の合流を意識してください。


PC④にやって欲しいこと:
 ・ゲンスフライシュとPCの関係によって、行動理念などが変化すると思います。
 ・情報収集・PC同士の合流を意識してください。
 ・ネタは、自分で吐いてください。イベント薄いです。たぶん。


PC⑤にやって欲しいこと:
 ・自分がクレアータであることを唯々諾々と肯定しているとバッドな展開になります。
 ・悪党や悪人は避けるのが吉。
 ・情報収集・PC同士の合流を意識してください。



基本設定:
 年代は、西方暦1069年。季節は、初夏です。
 基本的にPC①とPC⑤(アダマスとクレアータ)以外は、アルカナは自由(PC②はレクスでなくても可)です。
 エピック・プレイは、シナリオの設定の縛りがキツイのですが、テキトーに理由(設定)をぶち上げてくれればOKです。(応相談)
 レギュレーションは、経験点10〜20点ぐらいを予定。PL(参加者)の希望次第かな。



追記.
 PC③とPC⑤が微妙。つーか、難しいかもしれない。
 全体的に暗めの雰囲気のシナリオです。たぶん、シリアスです。(苦笑)
 ぶっちゃけ、PC③は復讐者枠にしようかと思ったんですが、PLに放り投げてみました。こういう場合、どーするよ?って。(笑)
 基本的に「ブレカナ」なんで、全員がハッピーになれなくてもいいや、とか思っているんですが、どうせなら全員、ハッピーになって欲しいと思う。(笑)
 あと、因縁がPC①を除いて、全員、公式NPCであることは、僕にしてはとても珍しいです。(ただ、ほとんどオープニングとエンディングで登場するだけという噂も…)
 ただ、実行するかどうかも、いまは微妙な気分。
 なぜかって?
 シナリオが、暗いからだよ。(苦笑)